THE Imagine ⑯ 星と人生の創り方 後編
前編では、創造的な人生にシフトするために必要な4つのポイントの4番目『対話的解決能力』の途中までの解説でした。
対話的な関わり方は、他者と自分の内側の両方で行っていくことが大切と学びましたね。そして、両方ともに共通していたのは、やりたいこと・ゴールを決めることでした。
つまり、前編は、ゴール=夢や目的がハッキリしている人の対話的解決についてお伝えしたところで終えています。
でも、まだ『自分のやりたいことがわからない人』もいますね。
そこで、後編は
・自分のやりたいことがまだ見つかっていない人にむけての取り組み方
・最後のワーク=自分の目的に向けて内側の人達を動かしていこう
についての解説となります。
早速はじめていきましょう。
4.対話的解決能力~第3の道の創造・前編の続き
▶自分の魂の望みを知るには
自分の夢がない、本当にやりたいことがわからない・・・そんな場合はどのようにすればいいのでしょうか?
答えは、内側の人格ひとりひとりがやりたがっていることを、まずやらせてあげることです。
ホロスコープが示してくれるのは、私たちの心・思考(頭)・体のパターン、もしくは性格です。
自分の本当の願いを仮に『魂の声』と呼ぶとすると、魂の声は一番小さい。
なので、心、頭、体がやりたがっていること、内側の星座たちがやりたがっていることを先にやらせてあげないと、まわりがうるさすぎて聴くことができないのです。
内側の星座たちの要求がみたされると、その声はだんだんと小さくなっていきます。
様々な内側の声に対し「これは魂の願いなのか?」と疑ったりせず、とにかく一旦叶えてあげることが大切です。
願いを叶えることで「実はそんなにやりたくなかったことだな」と気づくこともあります。
このようにフェイクのような願いを叶えるのは、人生にとって無駄ではありません。
自分の本心に近づくには、とりあえず表面上、今の願いっぽい、こうしたい気がする・・というものも含めて100%真に受けて叶えていく。
その結果、もっと奥に本当の願いがあれば、玉ねぎの皮がベロンとむけて、自分の言いたいことが出てきます。
自己探求では、多くの場合
「これは自分に自信がないため、人の役に立とうとしている自分が勝手に作り出した願いではないか」とか
「本当の願いではないのではないか」などと
悩み・考えることに時間を使ってしまいます。
玉ねぎの皮をむきもせず、一足飛びに中心にたどりつくのは無理です。
内側の10人の願いを順番に叶えていってあげることで、だんだんと内側との信頼関係ができあがり、自分のために働いてくれるようになっていきます。
同時に、だんだんと声が小さくなって、魂の声が聞きやすくなり自分が本当にやりたいことがわかるようになります。
やりたいことには基本的になんでもOKを出して思いついたことをやってみてください。必ず変化があると思います。
占星術・ホロスコープをもとに自分自身の要求を満たしていくと、自分の本当の声にウソがつけなくなってきます。
占星術を学んだばかりに、今までできていたことができなくなった、普通に会社にいけなくなった、というお話も聞くことがあります。
自分の魂の声にどんどん正直になった結果、自分が行きたい方向が、必ず見えるようになってくるのです。
ワーク☆自分の願いにむけて内側の人達を動かしていこう
最後のワークは、内側の7人の人格が自分の夢・願いのためにどんなふうに動いてくれるか書き出していくというものです。
資料を作りましたので、資料の『みんなで叶えたい願い』のところに、今、思いつく願いを書いてみてください。
願いがいくつかある人は、願いごとに何枚かに分けて書いてください。
まだ願いがわからない人は
・自分が何をしたいかわかるようになりたい
・自分をもっと知りたい
など、今、目先に見えているゴールを見つけてあげてください。
資料の下の方には、自分の星座を書き、この星座たちが自分の願いのためにどんなお手伝いをしたいと言っているかを、内側に聴いたり、想像して書き込んでみてください。
もし、それも難しいようであれば、星座の意味を調べて、考えて書いてもいいです。
とにかく、自分の内側の7人がどんなふうに自分の夢を叶えてくれる可能性があるのか、どんなふうに使ってあげてたらいいのかを書き出していきましょう。
書き出された通りに動く事ができると、夢の実現は本当に早くなります。
このワークは、すごく大事なワークですので、ぜひ繰り返し行って下さい。
人間って、ついつい忘れて内側の人達に振り回されたり、葛藤に飲み込まれたりします。
そんな時は「ちょっとまてよ!葛藤することが目的ではなく、自分には人生の目的があるはずだ」と思い出して、そのためにお互いどんなふうに動いていくの?と自分の内側の星座たちを整理していって下さい。
まとめ☆占星術を活用し対話的でクリエイティブな人生を!
THE Imagine で行ってきたのは、皆さんの頭の中に占星術というジャンルの棚を作ることでした。
4か月間の講座で、棚はある程度できていますので、占星術にかかわる色々な方の本やブログなどを読んでも頭に入ってきやすいと思います。ぜひ多様な情報を楽しんで頂ければと思います。
そして、学ぶだけではなく、ぜひ活用していって下さい。
占星術を学ぶのは、語学学習でいうと辞書を読むようなもの。
活用するというのは、辞書を置いて、実際に心の底からの対話をすることです。
辞書を置いてといったのは、占星術を置いてという意味です。
占星術はあくまでツール。
自分自身を知って、他者との違いを知って、自分にとっての正解を押し付けてはいけないと知る。そして世界をもっと広く見ていくための手段が占星術です。
占星術は、あの人は射手座だからこうだ、とか、おとめ座だからこうようね、などと相手を切り刻むために使うものではなく、相手を自分の思い通りに理解するために使うものでものでもありません。
思い込みを捨て、相手と自分との性質の違いを知って、自分自身や大切な人達と単なる言葉のやりとりではない、心の底からの対話を重ねる。
自分自身との関係でも他者を理解するということに関してでも「全然ダメだ、わからない」「わかり合えていない、伝わっていない」という状態に直面することもあるでしょう。
でも、人生長いのです。困難なことをやり遂げるからこそ面白いし、創造的です。
”自分と他者との対話的でクリエイティブな関わり方”
それを獲得して、皆さんだけの人生、皆さんと大切な人達だけの関係を丁寧に創り上げていって下さい。
このTHE Imagineでの学びが、皆さんの人生にとって、ほんの1ミリでも2ミリでもプラスになれば嬉しいなと心から願っています。
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最後の挨拶は、星野ワタルさんの文言そのままです。
これで、THE Imagineの本講座は終了となります。
次回、4か月間の受講を終えた私の感想をまとめて、ブログの最終回としたいと思います。
※注意※本記事内容は2020年12月募集のものです。