THE Imagine ⑬ 火星と走る7日間
個人天体とのワークも今回で最後となります。
第5回目のテーマは『火星』
火星が示すのは、私たちの内側から湧き上がるマグマのようなエネルギー、ヤル気、情熱です。
火星星座がうまく使われないと、そのエネルギーは自分の中にグルグルと溜まり、イライラしたり、もやもやしたり、だるくてヤル気が出なかったり…。
さらには、余ったエネルギーを自己攻撃や他者攻撃に使ってしまいがちになります。
逆にうまく使えるようになると、むやみに自分や他者を責めたり、イライラすることがグッと減って、行動力にあふれ、ヤル気が満ちてきます。
まずは、火星星座の意味をおさらいしていきましょう。
火星星座のおさらい
火星のキーワードは《怒り・行動》
怒りをコントロールすることで、人間関係の寿命が延びる、短気を起こして突発的に物事を終わらせるようなことが無くなります。
火星星座の性質を読み解くことで、
・何に怒りを感じやすいか
・どういうことをされるとNO!と言いたくなるのか
などがわかります。
例えば、マイペースな性質をもつ火星星座の場合、自分のペースを崩されたら怒りを感じ、後々相手を嫌いになりやすい
⇒自分のペースを崩してまで相手のニーズを叶えるのはNGとわかる
例:仕事中、自分がとても忙しい時に、同僚に手伝ってほしいと頼まれた場合
⇒今は手伝えないけど、あしたならOKなど、できるだけ自分のペースを保てるよう相手に返答する
また、人生に2年以上影響を及ぼす重大な決断を担当するのも火星。
イライラや嫌いなどの感情が強くなって、人間関係や仕事が2年以上続かない場合は、火星星座の見直しが必要と言えます。
火星星星座の性質を生かすと
・怒りがコントロールできる
・行動力がアップ
・モチベーションがキープできる
・大きな決断がスムーズにできる
・仕事で疲れにくくなる
火星星座の性質を抑えると
・怒りがコントロールできない※解説アリ
・大事な事が決められない
・ヤル気がでない、倦怠感
・人に利用されやすくなる
・仕事で異常に疲れる
火星星座の性質とは
火星のキーワードの特徴に、各星座の性質(エレメントやクオリティなど)がプラスされたものです。
※怒ることができないことも火星星座が生かされていない症状のひとつ!
日本人には、他者にはやわらかい物言い、ハッキリ言ってはいけないと言うような怒りを抑える風潮があります。
抑制力が強すぎて、嫌だと思った時の『ちいさなNO!』が言えないと、少しづつ我慢が積み重なり、いずれ大きな雷を落として、全てを壊す結果になりかねません。
怒りをコントロールするということは、怒りを感じないようにすることではなく『怒りを感じたら平和的に表現する』ことを練習していくことでもあるのです。
先の例で言うと、自分も忙しく余裕がないのに、同僚の依頼を受けてしまうと、結局は、後で後悔したり、相手に対して沸々と怒りがこみあげてくる・・・。
それが積み重なると、相手を加害者にしたり、嫌いになったり、仕事さえイヤになって辞めてしまうことにもなりかねないということです。
相手からの依頼に対等の立場で「ごめん、今、忙しいから無理だけど、明日ならいいよ」と返答することは、相手を拒絶することにはなりません。
『ちいさなNO!』と『自分ができることの提案』です。
自分が嫌な事は、自分で自覚して相手に伝えること
それをせず、「状況を見て察してよ」とか「相手が自分に嫌な事ばかりしてくる」というのは、赤ちゃんみたいなコミュニケーション。
自分の『怒りの源』を知り、相手にうまく伝えるために、火星星座を自覚することは、有効と言えます。
火星星座のおさらいはこのくらいにして、ワークに進んでいきましょう。
1.火星星座の今と願い
まずは、以下のフォームに沿って、自分の火星星座のデータを書き出し、性質を理解しましょう。
・火星星座のオモテ、ウラの欄には、気になるところを書き出す。
・現在の使用%は、だいたいでOK。そのように感じる理由も書き出す。
・火星星座からのひとことの欄には、今の自分の火星星座はどんな状態か、自分で内側に問いかけてみた結果を書き出す。
内容は自由に、何でもOKです。
2.火星星座の夢と願いを自由に描こう!
フォームは、作りませんでした。
こんなことは嫌、やりたくないなどの強めの感情や、社会の中でこんな風に活躍したい、こんな自分でありたいなどの獲得欲求が出てくるかもしれません。
可能か不可能かなどは一切無視し、何を望んでいるかを素直に書き出していきます。
※もし、書けない時は・・・
今までの動画や資料を見直す、ネットで検索するなどして、自分の火星星座の意味をよく理解しましょう。
その上で、『自分の火星星座なら、こんな願いがあるかな?』といった予想を書いてもいいです。
3.これからの1週間、火星星座のためにできること
ここで、先ほど自由に書き出した願いを”1週間でできること” に落とし込みしていきます。
自分の火星星座の声にこたえ、行動を具体化するイメージです。フォームに沿って説明していきます。
●モチベーションを上げる行動&下げる行動をリストアップしよう
色々な方法を使ってリストアップしてみる
・自分がどんな時にテンションが上がるか観察してみる
・内側の声に耳を傾けて直感的に聴いてみる
・星座の意味から考えてみる
⇒自分は風星座だから、モチベーションが上がるのは、面白い人や情報に触れた時かな・・?など
●モチベーションを上げる行動を増やし、下げる行動を減らすには
リストに上がった項目を実際の行動に置き換えて考えてみる
例1:面白い人としゃべる、情報交換しているとモチベーションが上がる場合
⇒面白い友人に連絡をとって話す、情報交換をする
例2:大きな目標に向かって頑張っている時にモチベーションが上がる場合
⇒1日、1週間、1ヶ月など定期的に目標設定を見直しすることでヤル気をキープ
例3:無駄な労働が嫌でモチベーションが下がる場合
⇒残業を減らすにはどうすればいいか考えてみる
例4:料理に時間がかかることが嫌でモチベーションが下がる場合
⇒レシピなど時短の工夫をする
●イライラしたらコレ!火星が望むエネルギーの発散方法を書き出そう
自分の火星星座がどんなエネルギーの発散方法を望んでいるのか、星座の情報をもとに書き出してみる
例1:熱中するのが好きな星座は
⇒イライラしたら、趣味に没頭
例2:おしゃべりが好きな星座は
⇒イライラしたら、ひたすら人とおしゃべり
例3:本気でぶつかりたい、向き合いたい星座は
⇒格闘技やスポーツ観戦で、本気で戦う頑張っている人たちを見て、かわりにエネルギーを発散してもらう
イライラしたら、〇〇と◎◎、アレとコレをやって・・・と、発散して気分をフラットにしてから次に行くこと。
そうすることで
イライラしたときに人に会って
「なんで、あんなふうに怒ってしまったんだろう」「なんで、子供にやつあたりしてしまったんだろう 」
など、後から思い返して後悔することが減ったりします。
イライラしないようにするのではなく、イライラしたときに自分に残された【カード】をたくさん用意してあげることが大切。
自分の星座にあったエネルギーの発散方法をいくつか考えて、必要であれば、この1週間で試してみましょう。
まとめ☆火星星座を生かそう!
火星星座を生かすことで、モチベーションの管理がラクになったり、怒りのコントロールができたり
人生を変えるような大きな決断もスムーズにできるようになって、ヤル気と行動力に満ちた日常を手に入れることができます。
自分の怒りの源を理解することは、より良い人間関係、コミュニケーションとしても有効でしたね。
内側から湧き上がるエネルギーをプラスに働かせるために、イライラを発散できるいくつかの【カード】を持つことが大切。
自分の火星星座の声を丁寧に聴き、性質に合った方法を見つけて、火星星座をうまく生かしていきましょう。
【個人天体のワークを終えて】
月に始まり、水星、金星、太陽そして火星と、今回で5つの個人天体の探求・ワークが終わりました。
今回、うまくできたワーク、できなかったワークもあるかと思います。
これからも、ぜひ時間のある時に、内側のひとりひとりに向き合って、耳を傾ける時間をとってあげてください。
ひとりひとり、というところがポイントです。
実生活でも、誰かと一緒では言えないことや、意見をまとめないといけない場面では、意見が100%が反映できませんよね。
面倒でもひとりひとり個別に声を聴く・・・そうすることで、それぞれの天体、内側の人格が力を取り戻し、より皆様の人生を望むものにするサポートをしてくれると思います。
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私の火星星座は、さそり座
小さなNO!は言えるタイプです。
年齢とともに怒りはコントロールできている気もしますが、若いころはひどかったと思います。
今でも、怒りをすぐ口にしてしまうみたいな、イライラしたときの【】カードを切る時間がないことってありますよね?
反省しつつ、《自分で自分をご機嫌にすること大切さ》を感じました。
ワークのヒントとなるアドバイス(コラム)がメール配信されました。
『火星星座とのワーク』と題して、内容をまとめましたので、気になる方はご覧ください。
※注意※本記事内容は2020年12月募集のものです。