THE Imagine ⑮ 星とコミュニケーション 前編
今回は、新しいテーマ『星とコミュニケーション』です。
星の知識を普段のコミュニケーションにどんなふうに生かしていくのかについて『親子編』と『恋愛&パートナーシップ編』の前後編にわけてお伝えしていきます。
前編は『親子編』です。
変えることができない、長い年月を共にしていく親子という関係は、 問題が顕在化しやすいもの。どのように理解し、接していけばいいのでしょうか。
※実際の講座は、星野ワタルさんと浅井ちはるさんの対談形式で、1回で4本の動画でした。ここでは、テーマ別に前後編に分けて内容の要約をお伝えします。
★一番大切な学びポイント★
今回の学びに共通する、一番大切なことは【自分を知ること】です。
自分を理解し性質を生かすことに加えて、子供を理解すること=自分と子供との違いを知ることが重要になってきます。
【親子編】
お悩み1:子供にイライラしてしまう
言うことを聞かない、思い通りにいかない子供にイライラ!つい怒鳴ってしまう。手を出してしまう。そして、そんな自分に嫌悪し、落ち込んでしまう・・・
そんなことの繰り返しが多いのではないでしょうか。
▶そのイライラの原因、本当に子供?
親がイライラする原因は、普段の様々なストレスが根底にあるからです。自分の自由がない、パートナーとの関係性など日常が既にストレスフル!とうこと。
イライラの原因は子供と思い込んでいるといってもいいでしょう。子供の言動は単なるキッカケにすぎません。
ストレスをコップに入った水だとすると、普段からすでに8~9割の水が入っている状態。そこへ子供の言動がきっかけとなり、溢れ出すというイメージです。
普段から、ほぼ満水の状態まで溜め込まなければ、ちょっとした子供の言動には、余裕をもって接していけるのです。
対策①普段のストレスを減らす
ストレスを減らす方法として有効なことは【ご機嫌でいる努力をする】ことです。
・手を抜くことを許す
・自分の楽しみを大事にする
食事を作りたくないなら、出来合いのものを買う。毎日の洗濯がしんどいと感じたら2日に1回に減らすなど。
例:星座の性質に合わせた手抜き
気が向いたときにしかやりたくない性質のしし座なら、作り置き。
何事もキチンとしないと気が済まない性質のおとめ座なら、担当の範囲を決めておくことで、自分の担当外のことには、手を抜けるはず。
手をかけること=相手が喜ぶことではありません。部屋の中が散らかっていても親が笑っている方が、子供はうれしいのではないでしょうか。
また、自分にご褒美をあげましょう。
子供のものを買うのに抵抗はなくても、自分のものとなると躊躇してしまう人も多いと思います。
子供を中心にしすぎると、結局、そのしわ寄せがイライラとなって子供にいってしまいます。
時々は、親としてではなく個人としの自分を大事にし、楽しいこと、贅沢、手抜きなどで自分がご機嫌でいられるようにしましょう。
日常のストレスをうまく減らしていくこと=ストレスマネージメントは子供に感情的にならないためにも大切です。
すべてを受け入れる菩薩のような心を持つ必要はありません。
自分の性質を知って、自分が嫌がることをどうやったら生活から排除できるか、考え、工夫をしていきましょう。
対策②自分と子供の違いを知る
▶喜怒哀楽を許して見守る
何度同じことを注意しても聞かない子供に対し、わざとやってる?私への嫌がらせ?と思ったことがあるかもしれません。
でも、牡羊座など本当に忘れてしまう性質の子供もいるのです。自分と違う子供の性質を知ることで感情的にならずに済みます。
例:子供の喜怒哀楽に振り回されない
・火の性質の子供=定期的に癇癪をおこす
・水の性質の子供=定期的に落ち込む
火の子供は、ちょっと怒っているくらいで普通です。
嫌だ!こうしたい!自分はもっとできる!などのハッキリとした意志表示なら今日も元気に怒っていると思ってあげてください。
水の子供は、よく泣くのが普通。
今日も何か感じることがあったんだね、心を震わせているんだねと思ってあげてください。
親が、これらの感情表現に対してオロオロすると、子供は親の顔色をみて、こういう自分の感情は良くないことだと思い、怒ったり泣いたりできないようになってしまいます。
それは、その子の性質を抑えることになってしまい逆効果です。
特に親が、風や土の性質で子供が火や水の性質(またはその逆)の場合、自分との違いにびっくりしてしまうと思いますが、子供の性質と理解し、喜怒哀楽を許してあげましょう。
▶イライラを否定しない
子供の感情表現に対し、なんとかしてあげないと・・・問題解決しようとすると、うまくいかずイライラすることもあります。
これは、当然のことと受け止めましょう。イラっとするのは自分が未熟だからではありません。
イライラしないようにすると、逆にコントロールがきかないほどの大きな地震となって子供に怒鳴る、手を出す状況を引き起こす可能性があります。
イラっとくる!と思うところで止めておくと問題はありません。「イラっとするわ~」と自分で言って終わる。
小さくキレることで大きな地震を防げるのです。
お悩み2:子供を応援するにはどうすればいい?
子供が幸せな人生を歩めるように導いていきたい、そのための応援がしたいと思う親御さんは多いでしょう。
子供の応援で親ができることは「親が自分の人生をちゃんと生きること」です。
うまく応援していく方法を知る前に、まずは、逆効果になりやすい注意点から見ていきましょう。
注意①子供に自分の夢を託さない(投影しない)
親子間の投影を一番わかりやすい例でいうと
子供には、自分がなりたくてなれなかった音楽家になってほしい。そのために必要なピアノや声楽を幼いころから学ばせる
同じように、子供の性格、性質にも投影が現れます。
ケースA.自分の使ってない性質、使いたかった性質を子供に求める
⇒主体性のある獅子座が、子供にも主体性を求める
⇒穏やかでいたい天秤座が、子供に穏やかさを求める
投影のウラには『自分のようになってほしくない』という気持ちがあります。
自分の正義を子供に押し付け、子供がその通りにならないと、今度は、自分の教育が悪いのではないかと思ってしまうこともあります。
▶投影しないためにも自己実現は自分で
親の投影は、ハッキリ言って子供の邪魔です。子供には子供の夢があり、個々の性質があるからです。
投影を減らすには、投影している自分を自覚し、自分自身の性質を生かして、自分が納得できる人生をつくりあげていくことです。
自分が満たされると『自分のようになってほしくない』とは思わなくなるでしょう。そうすることで、邪魔をすることなく子供と関わっていけるのです。
注意②子供のニーズを聞く
当たり前のことのようですが、案外できていないことです。
・この子は○○で苦しんでいる
・この子の○○なところをなんとかしてあげたい
このような考えは、親が自己完結しているだけで、子供は何も思っていないこともあります。
親は、一方的に与えてあげる側だという思い込みは、子供に良い影響を与えません。
▶察して与えるコミュニケーションのデメリット
常に親が子供の気持ちを察して、次々と与えてしまうと
・自分がしてほしいことを言葉で伝えられない人
・感情で人をコントロールする人
に育ってしまう可能性があります。
例:なぜあの人は私の思いに気づいてくれないんだろう・・
なぜママと同じようにしてくれないんだろう・・
私がイライラしていること、不安に思っていることを察して動いて!とイライラの感情をぶちまけ、人を動かそうとする
こうなってしまうと、社会に出た時やパートナーとの関係性も難しくなりそうですね。
▶言葉通りに与えることに意味がある
子供にどうしてほしいのかを聞いて、言葉通りにとらえて、言葉通りに与えてあげることが大切です。
そうすることで子供は
『やってほしいことを自分できちんと伝えたら、その通りに与えてもらえる』
ということがわかるようになります。
また、欲しいものがうまく伝えられないと、違うものが返ってくることも学ぶのです。
子供をあまり子供扱いしないこと。子供は、感性も鋭く、小さい時から『自分がどうしたいか』ということをわかっているものです。
ちょっと心配な「放っておいて」という言葉を言われても、言葉通り受け取っていいと思います。
「あなたの言うとおりに放っておくから、本当に何か必要な時には呼んでね」と言えばいいのです。
子供は『本当に放っておかれるんだ』とわかります。
対策:うまく子供を応援していく方法
子供をうまく応援していくには、子供の性質を知り、変えようとせずに足りないところを補ってあげることです。
例:現実的すぎて大きな夢が描けず、視野が狭くなりがちな土の性質の子供と色々な選択肢をもってほしいと思っている親の場合
親ができる応援は
⇒さりげなく興味を持ちそうな本を何冊か置いておく
⇒休日に興味のありそうな場所や施設に連れていく
子供に「色々な選択肢を持ちなさい」と言うのはNG。親がすることは、子供の苦手とするところを補ってあげることです。
「こんな可能性もあるよ、こっちもあるよ、どれを選ぶかは自由だよ」といったように世界を広げてあげるイメージです。
まとめ☆子供の人格を認め、まず親が自分の人生を生きる
子供に自分の人生を生きてほしいと願うのであれば、まず、親が自分を知って自分を生かしていきること
そうすることで、『大人になるって楽しそう』『自分を知って自分の意志で生きているといい事があるんだ』と思い始め、子供自身も自分を伸ばすことに意欲的になるでしょう。
親を一番よくみているのは子供。親が向上心を持っていないのに子供に求めるのは無理があります。
子育ては一大事業。うまくいかなくて当たり前、思い通りにならなくて当然です。そんな自分を責めなくていいのです。
いくつかのポイントを知っていれば、自分をコントロールしやすく気持ちも穏やかにいられるはず。
子育てにも星を活用して、親子ともに家庭から幸せに生きるということをして頂ければと思います。
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参考になりましたか?
対談の中で「育てている自分が一番成長させてもらっている」という浅井さんの言葉が印象的でした。
私は、子供の頃、母親とうまくいきませんでした。今、考えると親も必死だったんだろうと思います。
こんなふうに思えるようになったのは、ずっと後のこと。
早い段階から、良い形の親子関係が作れるとお互いにプラスになると思います。
※注意※本記事内容は2020年12月募集のものです。