THE Imagine ⑤占星術と私たちの内面
今回は、私たちの内面でおきる様々な迷いや葛藤にスポットを当て、その原因について、占星術の観点から考えていきます。
まずは、占星術の概要から・・・
占星術の今昔
古代の占星術は、王様や政治家など特権階級の人達だけが使うものでした。よって、国の栄枯や吉凶を知るなど、時代の流れを読み解くために用いられていました。
以後、色々な学派(ジャンル)が生まれ、今では、国や地域によってメインとなる占星術は違います。日本では、今、学んでいる心理占星術が支持されています。
心理占星術とは
個人の性格、自分の内面、人生を読み解こうとするもの。
ホロスコープの円全体を人の内面として、10天体それぞれを人格、12星座を人格の性質や癖(性格)をあらわすものと考えます。
私たちの内面でおこる迷いや葛藤の原因
ここからは、THE Imagineで占星術を学ぶ意味にもつながるところとなります。
私達の内面はとても複雑です。内面でおこる迷いや葛藤の3つの原因を理解しましょう。
原因①内面には性格の異なる10人が共存している
心理占星術では、10天体それぞれを人格=人と考えます。
その人がどんな性格なのかは、ホロスコープを見て各天体に対応する星座の特徴で判断します。
例:内側の人A=太陽、Aの性格=牡羊座
内側の人B=水星、Bの性格=やぎ座など
10天体の星座がすべて同じ人はいないので、私達の内面には、性格の異なるの人達が、常に共存していることになります。
これが迷いの原因です。
先の例でいうと、行動派の牡羊座が『どんどん進めろ』という一方で、現実派のやぎ座は『少し待て』と言う。
このように、私達の内面では、ひとつの場面で複数の意見が交錯します。
この迷いを無くすためには、まず、自分自身で、内側の人達の存在を認める。
そして、すべての人達の性格・特徴を理解し、意見をまとめ、最善の選択をしていくことが必要です。
原因②内面にいる人達の適材適所を知らない
内側の10人には、本来それぞれの担当が決まっています。各天体は、その特徴が生かされる場面、得意とする場面を担当しています。
家の中の担当は、月。外にいるときや仕事の場面の担当は、太陽といった感じです。
例えば、家で月星座の性格で暮らしているAさんがいたとしましょう。
Aさんが就職するとき、家では、ひとりでのんびりしていることが好きだから、会社も物静かな環境でのんびり仕事がしたい、そう思って職場を決めたとします。
でも、実際に働いてみると、全く物足りない・・・なぜ??
といったような事が起こり得ます。
この葛藤の原因は、どんな環境でも自分の性格はひとつだと思っているからです。
また、先程のAさんが心機一転とばかりに、家の中に細かいルールを設け、ストイックな生活を始めた場合。
違和感でとても続けられない・・・。
この原因は、家の中のAさんを担当する月星座の性格を無視しているからです。
自分がどんな場面でも心地よさを感じるためには、内側の10人の存在を認め、その性格を知って、それぞれの人を適材適所で選べるようになることが重要です。
原因③内面が変化するタイミングを知らない
子供の頃の自分と今の自分を比べると性格が変わったな、と思う人は多いのではないでしょうか。
心理占星術では、7年ごとにステージが変わるとされています。
日常生活の様々な場面だけでなく、年令によるステージごとにこの性格を生かしましょうと言う流れがあり、その時期のメインの担当が決まっているのです。
具体的な例でいうと、0~7才までは月、14才まで水星、21才までは金星・・・
※以後も続きますがここでは省略
この7年間は、担当する天体の人格を育てる時期、天体に対応する星座の性格が前面に出てくる時期と言えます。
先ほどの例でいうと、7才までは、月の人格=家族愛を学ぶ時期、家での性格が個人全体の中で大きな割合を占める時期ということです。
このステージの変化は、人の成長にあわせたテーマのようなものです。
でも、全ての人が自動的にクリアしていけるわけではなく、絶対にクリアすべきものでもありません。
ただ、ステージごとのテーマをクリアしていく事で、生まれ持った性質を生かし切ることができ、自分の成長率があがっていく、そんなイメージです。
今まで好きだった仕事になんとなくヤル気が出ない、別の仕事に興味が出てきたという悩みがある場合、もしかするとステージ(テーマ)が変わる時期なのかもしれません。
そんな変化を感じた時は、テーマにあわせた仕事を選択することで、満足度が上がり、自分自身の成長率をアップさせることになるのです。
私達の内面におこる3つの迷いや葛藤は、占星術を知って、うまく使いこなすことで解消に向かいます。
他の誰に頼ることなく、自分自身で自分の内面をコントロールできるようになる、これが占星術のメリットと言えるでしょう。
迷いや葛藤で悩む時間を少しでも減らし、自分の持って生まれた性質を最大限生かして、充実感ある心地よい人生を送れるようになれたらいいですね。
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5回目の内容は
私たちが悩みを抱く原因について、占星術ではどのように捉えていくか、星野ワタルさんが重要視している "占星術の使い方" を示唆しているようにも感じました。
しかし!
天体や星座の詳細を学ぶ前なので、かなり混乱してしまいました。
※この記事では、天体=人格または人、星座=性格または性質として書いています。
星野さんは講座の中で、天体や星座の詳細を学ぶことをあえてストップし、最初に基礎を固めることが大事と言っておられましたが、あいまいなところが多い分、今回が一番難しいと感じました。
今回の宿題は
エレメントとクオリティの情報だけで、12星座の性格を予想するというもの。
きちんと学ぶ前に、自分で考え予想する目的は
- 感覚的に物事を考える
- 創造力を育てる
- 理解の定着率を上げる
こと、だそうです。
次の記事で、この宿題=私の予想を書いています。
素人予想ですので、ほぼ間違っているでしょう(笑)
※注意※本記事内容は2020年12月募集のものです。